診療放射線技師

診療放射線技師の仕事とは【1日の流れに沿って紹介】

 

 

 

こんにちは、hiroshiと申します。

「診療放射線技師」という職業が知られてきた現在、そんなふうに思っている方は少なくないと思います。 そんな疑問や不安を解消できる記事になっています。

 

この記事では、「診療放射線技師になりたいけど、病院ではどんな感じで仕事をしているのか知りたい!」  そんな人のために診療放射線技師の仕事を簡単に説明し、そのあと1日の流れを紹介していきたいと思います。

この記事を読んでいただくと診療放射線技師の仕事がどんなものかイメージしやすくなると思います。

 

では早速、診療放射線技師の仕事を説明したいと思います。

診療放射線技師の仕事は主に、「画像診断部門」と「放射線治療部門」に分かれています。

「画像診断部門」

 

一般撮影装置(レントゲン撮影)、CTやMRIなどの装置で体の異常があるところを撮影します。

撮影した画像を 放射線科医が見て、病気の有無、病気の広がりなどの診断を行っています。

健康診断での胸部レントゲンや、整形外科からのレントゲン撮影はなじみ深いものではないでしょうか。                                       

 


 

また、画像診断部門ではIVR(インターベンショナルラジオロジー)と呼ばれる「画像下治療」というものも行っています。

 

X線透視装置、血管撮影装置、CTやエコーなどで体の内部を画像で表示しながら、医師が細い針やチューブなどを用いて病気の治療を行っています。

「放射線治療部門」

 

放射線治療は手術、抗がん剤治療と並ぶがんの三大治療法のひとつです。

診療放射線技師は機械を操作して、がんに放射線を当てていきます。

体の外から放射線を当てて、がん細胞のDNAにダメージを与えることでがん細胞を破壊します。→外部照射

 

体の内部に放射線が出る物質(放射性物質)をがんの近くに入れてがん細胞に放射線を当てる方法もあります。→内部照射

 

手術や抗がん剤治療と併用して放射線治療を行うことで効率的にがんの治療を行うこともできます。

 

がん以外の病気にも、放射線治療が行われることがあります。

※放射線治療を行っていない病院もあり、行っていない病院では画像診断部門のみとなります。
hiroshi

診療放射線技師のとある1日

8:00病院に到着
8:15~8:30始業点検、朝礼
8:30~12:00一般撮影
12:00~13:00昼食、休憩
13:30~16:00手術室にて骨折の手術
16:00~17:00手術後、他の業務の手伝い
17:15帰宅

 

病院に到着

 

病院内の職員用駐車場に車を停めます。私服で通勤し、ロッカールームで制服に着替えます。

始業点検、朝礼

 

始業点検は各装置の電源を入れ、装置が正常に動くかの動作確認を行います。

 

朝礼では報告、連絡、相談を行います。また、当直だった人が前日の夜に急患があったか、何かトラブルはなかったかなどの情報を放射線科の職員で共有します。

一般撮影

 

この日は担当が一般撮影(レントゲン撮影)でした。各診療科からの医師のオーダーに従って撮影を行っていきます。

 

主に、整形外科からの骨折の確認や、健康診断の胸部レントゲンが多いです。

 

1つの検査がだいたい10~15分、撮影するところが多いともう少し時間がかかります。

1日に平均40~50件の撮影を行い、それを何人かで分担しています。

 

診療は午前中のみのため、だいたい午前中には一般撮影の業務は終わりです。

昼食、休憩

 

昼食、休憩は1時間くらいです。ただ、午前中の業務が忙しかったり、午後からの業務しだいでは休憩の時間が少し減ったりします。

手術室にて骨折の手術

 

診療放射線技師が手術室?と思う方も多いと思うのですが、診療放射線技師も手術室に入ります。

 

整形外科での骨折の手術や、心臓の血管の手術などで移動式の透視装置を用いて手術に参加することがあります。

 

今回は整形外科の手術だったので、骨折したところを透視装置で確認しながらプレートで固定しました。

 

透視装置は簡単にいうと、レントゲン画像を動画の様にして見ています。
hiroshi

 

 

手術室では13:30~16:00までずっと動いてるわけではなく、医者の指示に従って動くので待っている時間のほうが長いです。

 

モニターに映った骨を確認している場面。

 

手術後はこんなふうに骨に金属が固定してあります。

 

手術後、他の業務の手伝い

 

骨折の手術後、他の業務がまだ残っていたら手伝いに行きます。この日は急患が来て、レントゲン撮影するようになっていたので手伝いに行きました。

 

この日はレントゲン撮影を手伝いに行きましたが、特に何もない日は帰宅時間まで待機しています。

帰宅

 

基本的に定時で帰れています。まれに、帰る前に急患が来て帰るのが遅くなる日もありますが、何時間も拘束されることは少ないです。

 

この日は当直ではなかったのでこのまま帰宅しました。当直のときはこのまま朝まで病院内で待機して、急患が来たら検査を行います。

 

朝まで待機になりますが、そのあとはその日がお休みになります。

 

 

※病院によっては当直が自宅待機になったり、そもそも待機がない病院もあります。
hiroshi

 

 

以上が診療放射線技師の1日の流れになります。今回は一般撮影と手術室に行く担当でしたが、日によって担当は変わります。

 

まとめ

 

診療放射線技師の仕事は、

  • 撮影装置の管理を定期的に行う。
  • 一般撮影装置やCT、MRIなどで画像の撮影を行う。
  • 画像を用いて、医師の治療のサポートを行っている。
  • 放射線を用いたがんの治療にたずさわっている。          etc.

 

簡単に説明しただけなのでざっくりで、紹介しきれていませんが、だいたいはこんな感じです。

 

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