診療放射線技師

新人診療放射線技師が読むべき本5冊【厳選】

 

こんにちは、hiroshiと申します。

 

診療放射線技師に関する本が多すぎてどれを読めばいいのかわかりません。

 

診療放射線技師になって1年目や、新しいモダリティにつくとき、知識不足だと感じた方は「勉強しなきゃ!」と思うはずです。

 

そうなると、勉強するために本を買いに行くでしょう。

 

ですが、大きい本屋さんに行くと、医療系の本って多すぎてどれを読めばいいのかわからないですよね。

 

逆に、小さい本屋さんは種類がなさ過ぎていい本が買えません。

 

ネットで買おうと思っても立ち読みができないし、専門的な本はレビューも少ないです。

 

それに専門書は小説やマンガよりも高いので、できれば失敗したくないですよね。

 

この記事を参考にしてもらえば、買って後悔することはないです。

 

ぼくも今まで何冊か買ってきたのですが、そのうちのいくつかは、買わなければよかったと後悔した本もあります。
hiroshi

 

今回は、自分が今まで読んできた診療放射線技師に関する本で、買ってよかったと思う5冊を紹介したいと思います。

 

※本ページにはプロモーションが含まれます。

 

新人診療放射線技師が読むべき本5冊

 

 

1:放射線技術学シリーズ X線撮影技術学

 

 

おすすめポイント

・詳しい角度、中心点などが書いてある

・どんな画像が正解かわかる「画像Check-Point」がある

 

この本はもしかしたら、学校の教科書として使っていたという人がいると思います。

 

学生の頃は画像問題の解剖、撮影方法や撮影法の名称の暗記などであまりきちんと読んでない人も少なくなでしょう。

 

撮影方法は各施設によって決められたものがあると思いますが、めったに出ないオーダーが入ると新人の頃は覚えきれないですよね。

 

しかも、自分一人しかいない状況だともう本に頼るしかないです。

 

そんなときにこの本の撮影方法で撮っとけばまず間違いはないと思います

 

実際、自分が学生の頃に実習でお世話になった大学病院の技師の方もこの本の撮影方法をを参考にしていると仰っていました。

 

この本はポジショニングについてはもちろんですが、「画像Check-Point」があり、その画像について詳しく書いてくれているので、なぜこう撮るのかもイメージしやすく、すごく便利です。

 

ぼくも未だにこの本に頼る場面がありますし、先輩方もこの本を利用しています。

 

持っている人はじっくり読み返してみるのもいいと思いますし、病院に置いておくのがいいでしょう。

 

持ってない方は絶対持っていても間違いない一冊だと思います。

 

2:本当は教わりたかったポータブル胸部X線写真の読み方

 

 

おすすめポイント

・ポータブル撮影の重要性について書いてあり、図も多く、読みやすい

・丁寧に書かれているため、何度も前のページに戻らなくてもいい

 

入職したばかりの頃は、一般撮影かポータブル撮影が多いと思います。

 

大きい病院でのポータブルでは一日に十何人撮りに行くこともあって、本当にキツイですよね。

 

そのせいで、「とりあえず撮れてればいい」みたいな考えになって、やっつけ仕事みたいにになっていませんか?

実際、ぼくがそう思ってしまっていました。

 

ですが、この本を読んでから「もっと早くから読んどけばよかった」と思うほどポータブル撮影に対する意識が変わりました。

 

この本は、ポータブル撮影の重要性についてわかりやすく書いてあり、図も多く、すごく読みやすいです

 

医師はこんなところも見ているんだと勉強になります。

 

また、表紙に「サクッと読めて、ガツンとわかる7日間特別講義」と書いてあるように、7つの項目+αに分かれています。

 

1項目もそこまで長くないのですぐに読み終えると思います。

 

また、後半に進んでも、序盤に出たことをきちんと説明してくれるので、「これは何だったかな?」と前のページに戻らなくてもいいのがすごく助かります。

 

読み終わるころには、ポータブル撮影に対する意識が本当に変わると思います

 

新人の間に読んでおくのをおすすめします!
hiroshi

 

3:骨折ハンター レントゲン×非整形外科医

 

 

おすすめポイント

・骨折線の入り方、見落としやすい点がまとめてある

・医師向けの本だが、図が多く読みやすい

 

この本は、診療放射線技師というよりも「医師向けの本」になっています。

 

題名にもあるように非整形外科の医師が整形領域を診るときに参考にするような内容なので少し難しいです。

 

ギブスの当て方や、骨折が分かった後どうすればいいかなどの診療放射線技師があまり関係ないような内容もあるので、そこはザーッと流すように読んでいいと思います。

 

一般撮影に慣れてきてから読む方がいいでしょう

 

この本は、図が多く、骨折線の入り方や、どういう骨折のパターンが多いかなどが詳しく書いてあるのですごく参考になります。

 

当直や自宅待機が始まると、救急で整形外科以外の医師から撮影のオーダーが入り、撮影後、医師から「骨折はありますか?」など聞かれる場面は少なくないでしょう。

 

そのときに、骨折線が分かりにくい場合は、答えられないこともあると思います。

 

実際、ぼくは当直のときに撮影した画像の骨折線がわからず何度か答えられませんでした。

次の日に先輩から「ここが骨折してるよ」と指摘されたことが何回かあり、悔しい思いをしました。

 

わかりにくい骨折を答えられるようになるには、経験が必要です。

 

多くの画像を見慣れておくのが重要でしょうね

 

骨折線の入り方のイメージができれば見つけやすくなると思います。

 

この本は新人の方以外にもおすすめしたいです。

 

4:画像診断に絶対強くなるワンポイントレッスン

 

 

おすすめポイント

・解剖や病変なども詳しく書いてあるため、読影力が身に付く

・「なぜココにコレがあるのか」など原理的な説明もあるため勉強になる

・各診療科の典型例などが載っているため、実際にその病変と遭遇しやすい

 

一般撮影、ポータブルの次はCTやMRIに入ることが多いでしょう。

 

はじめのうちは正直、画像を見てもまったくわからないと思います。

どこに何があって、何が病変なのかもわからないでしょう。

ぼくは、全然わかりませんでした。

正直、今でもわからないことだらけです。

 

ですが、この本を読んで少しずつ分かるようになりました。

 

この本も診療放射線技師向けというより、「研修医向けの本」になります。

 

ただ、内容はそこまで難しくなく、診療放射線技師でもすごく勉強になります。

 

この本は、頭から腹部までの解剖病変などの見るべきポイントが原理的な説明もあるため、かなり勉強になります。

 

病変の図も多く、正常像との違いもまとめてあります

 

解剖の図も多いため、まだ画像の見かたが分からない人はこの本を参考にしながら画像を見ていくと、読影力が付いていくでしょう。

 

各診療科の典型的な病変について載っているため、本で読んだ病変と遭遇することが何度もありました。

本で勉強したことが仕事に生かせたと実感できるのです。

 

この本を読んで、いち早く、読影力を身につけましょう!
hiroshi

 

5:画像診断 コンパクトナビ

 

 

おすすめポイント

・レントゲン、CT、MRIなどの各モダリティの画像が比較してあるため、かなりわかりやすい

・病変のできやすい箇所が図でまとめてあるため、見やすい

 

この本も、「画像診断に絶対強くなるワンポイントレッスン」と同様に、「研修医向けの本」になっていますが、診療放射線技師でも十分勉強になります。

 

この本は、各診療科の病変についてCTやMRIなどの各モダリティの画像で比較してまとめてあります。

 

量が多くなってもきれいにまとめてあるため、読むというより、見るという感じですね

 

見るべきポイントがまとめてあるのでかなりわかりやすいです。

 

「画像診断 コンパクトナビ」は画像の比較、解剖、病変ができやすい箇所がきれいにまとめてあります。

「画像診断に絶対強くなるワンポイントレッスン」は「どうしてココにコレができやすいのか」など原理を説明してあるため、文章が多めになっています。

 

当直や自宅待機が始まると、読影医がいないため、オーダーした医師に相談されることは少なくないと思います。

 

そんなときに、診療放射線技師として読影の補助ができればすごく感謝されますよ。

 

自信を持って答えれるようになるには、それなりに経験値が必要です。

 

この本を利用して早く経験値を稼ぎましょう

 

まとめ

 

今回は、新人診療放射線技師が読むべき本5冊を紹介してきました。

 

1:放射線技術学シリーズ X線撮影技術学

2:本当は教わりたかったポータブル胸部X線写真の読み方

3:骨折ハンター レントゲン×非整形外科医

4:画像診断に絶対強くなるワンポイントレッスン

5:画像診断 コンパクトナビ

 

どの本もおすすめなので、購入して間違いないです。

 

ですが、どの本も安くはないです。

 

自分に必要と思った内容の本から購入されるのがいいと思います。

 

上記の本以外にもおすすめの本はありますので、また次回紹介したいと思います。

 

ぜひ参考にしてください。

 

今回は以上になります。

 

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